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換気

換気について

『換気』とは…
 換気とは、建物内の水蒸気(湿気)や汚れた空気、CO・CO2等のガスを排出し、外の新鮮な空気を建物内に取り入れることです。また、換気はシックハウス対策に関しても、非常に重要なものとなっています。
換気の方法
 換気の方法には、自然換気(住宅内の隙間から)・機械換気・パッシブ換気(温度差を利用する)があります。
 昔の家は自然換気が主流でしたが、気密のページで述べたような、気密性を図った住宅では隙間が少ないため、なりゆきの自然換気では対応できなくなってしまいます。また、省エネ性を考慮すると、暖房・冷房した空気を極力外に出したくないため、適量の換気=計画換気を行う必要があります。
換気の種類
@ 第一種換気… 空気の給・排気を機械的に行います。一般的には熱交換換気扇が用いられます。
A 第二種換気… 給気を機械で行い、その取り入れた空気の圧力により自然に排気口から排気されていく換気方法です。住宅ではあまり一般的ではありません。
B 第三種換気… 排気を機械で行い、差圧を利用し自然に給気が行われる換気方法です。現在の住宅では最も多く採用されている方法です。
熱交換システムの特徴
 熱交換機により、外の新鮮な空気を室内の温度に近づけて取り入れます。
 さらに、熱交換システムには「顕熱交換」と「全熱交換」の2つのシステムがあり、「顕熱交換」は温度だけを交換し、「全熱交換」は温度だけではなく水分も回収します。いずれのシステムも、室内の温度(湿度)をコントロールしやすいのが特徴です。ただし、熱交換部分の温度差で発生する結露によるカビ等、衛生面での影響が懸念されます。
排気型換気システムの特徴
 排気箇所(主に洗面所やトイレ)から外に排気され、給気は部屋(居間や寝室)の給気口から行います。給気口は壁に取り付けるタイプや、窓に換気スリットが付いているタイプがあります。その給気口から、直接外の空気が取り込まれ、ドアのアンダーカットや通気ガラリを経て、排気箇所から排気される形で全体換気が行われます。
 システムが単純な分、施工も容易でコストも比較的安価なのが特徴です。
 ただし、強い風を受けた場合には給気量が過大になってしまうことや、給気口から導入される外気に室内の環境が影響を受けてしまう難点があります。
換気システムの選択
 現在、多くのメーカーから様々な換気システムが販売されており、幅広い選択が可能です。
 住宅の場合、一般的には「第一種」もしくは「第三種」換気システムを用いることになります。どちらが適しているかは、地域や建物規模・建築地の周辺状況によります。また、外の空気をとり入れるのが換気ですから、梅雨時には湿気の多い空気、春先には花粉が含まれた空気をとり入れることになります。したがって、換気システムの選定にあたっては詳細に吟味しなければなりません。寒冷地においては、熱効率の点で第一種換気システムが望ましいと思います。
換気に関わる用語と単位
換気回数   単位:回/時間
 対象となる居室の空気が、その居室の容量(体積)に対し、1時間当たりに何回入れ替わるかを示したものです。現在は、建築基準法にて0.5回/h以上となるよう定められています。
熱交換換気
 室内空気と外気が入れ替わる際に、外気が室内空気の熱を回収し、室内温度に近づけた状態で新鮮な空気を取り入れる方式を熱交換換気と呼びます。
シックハウス対策
 化学物質による室内空気汚染を防止するために、平成15年7月より導入された規制です。規制対象は以下の2つに分けられます。
ホルムアルデヒド対策(内装仕上げの規制・機械換気設備の設置義務・天井裏等の制限)
 ホルムアルデヒドの室内濃度を厚生労働省の指針値0.08ppm(100μg/m3)以下に抑制するための対策として、建築基準法に定められたものです。
クロルピリホス対策
 居室を有する建築物には、クロルピリホスを添加した建材の使用が禁止されています。

【換気の種類】
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