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2018.01.10 サンクチュアリーの「性能と機能」

サンクチュアリーの「性能と機能」
~ 第1回目 断熱と気密 ~
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こんにちは ニイヤマハウスです。

今回はサンクチュアリーの「性能」と「機能」について
ご紹介します。
長くなりますので、心の準備をお願いします(笑)

非常に難しい、悪く言えば面白くなく、
耳を塞ぎたくなることかもしれませんね(笑)
ただ、かっこいい、美しいよりも、
物凄く重要な要素となりますし、
住宅を取得する際、価格の適性さを判断する為には、
絶対に知っていなければならない事です。

この「性能」と「機能」については、
計5回に分けてお伝えしていきます。
今回はその中の「断熱と気密」についてご紹介します。

断熱とは、熱の伝わりを断つこと、
気密とは、空気の出入りを塞ぐことです。
断熱と気密は一体的に考えるものであり、
一体的なものとして仕様を設定しなければ、
「高い結果」を得ることはできません。

例えば「冬」ですが、
室外は0℃前後、室内は20℃程度に空調しているとしましょう。
断熱により、室内の空気(暖かい)への
室外の空気(冷たい)の伝わりによる影響を最小限にする為に、
「隔て」として断熱材を設置することを断熱といいます。
この「隔て」の性能がその影響の大小を左右します。
例えばこの「隔て」を世界で最も優れた性能のものを使用し、
「世界最高峰の断熱材を標準採用しています!」と、
でかでかと広告し、お客様にアピールしたとします。
お客様とは住宅を取得しようとする方々であり、
当然ながら素人ですので、「わー凄い」となるでしょう。
これは少し短絡過ぎます。

ここで「気密」について考えます。
「気密が悪い」=「空気の出入りが激しい」ということです。
ということは…
室外の0℃前後の空気がどんどん室内に流入してくる、
ということです。
熱の伝わりを小さくすることが出来ても、
直接冷たい空気が流入してきては、
当然ながら、暖かさを維持しずらいですよね。
(莫大な空調エネルギーを惜しまなければ別ですが)
従って、気密についてもしっかりとした対策を
コストを掛けて講ずる必要があります。
限られたコストの中でバランスよく、
断熱性と気密性、双方の確保にコストの配分を
しなければ結果(快適な空調空間)を得ることは出来ないのです。

「気密性の良悪」というのは、カタログや広告等では
表示しずらく、取得者の方々には非常に分かりずらいものです。
現に住んでいる方もなかなか実感しずらいと思います。
(住み比べが出来れば最も分かりやすいとは思いますが…)

さて、それでは高い気密性を確保するために
必要なものとは何でしょう。
3つあります。

①工法 
②創り手の腕と丁寧さ 
③設計者と創り手の知識と経験

人によって議論の分かれる所なのかもしれませんが、
弊社では、このように考えています。

①工法については方法論です。
どこにどのような部材を配置して、
木材や断熱材、仕上材との関係性の中で、
どのように気密性を確保するかを設定し、
工法として確立します、

②創り手の腕と丁寧さについては、
どんなに優れた工法を設定しても、
その通り精度よく創ってくれる創り手でなければ、
予定していた性能は確保できません。

③設計者と創り手の知識と経験については、
これが最も重要且つ難しいと言えます。
現場は生き物です。それぞれの住宅の形状によって、
非常に施工が難しくなる部分が発生するものです。
そこを予測して準備する為の能力、しっかり良いものを
工夫して創りあげよう、という感覚と理性がなければ、
弱点を残してしまう事になります。

以上のように気密性を確保するというのは、
非常に難しいのです。

さて長々と難しいお話を書いてきましたが、
この辺でやめておきます(笑)。
最後に当社の性能について、共通の物差しとして、
公的基準(国)の定めた数字に当てはめてご紹介します。

断熱性能 UA値 0.36W/㎡・K
 ※参考
   ゼロエネルギーハウス基準 0.50以下
   省エネ基準        0.56以下

気密性能 C値 0.1c㎡/㎡

物凄い数字だと思われます(笑)。
これがサンクチュアリーの標準性能です。
さらに、当社の創り手は社員大工で、
技術的な教育、蓄積してきたノウハウを持ち合わせています。

工法、部材等については添付している画像にて
概要をご確認頂けますので、是非ご覧になってみてください!

次回は、「換気」についてお届けします。

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(株)ニイヤマハウス 
  専務取締役
  一級建築士  新井山 康之
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さらに興味のある方は
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 ご質問頂ければ、ご回答差し上げます。

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