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2018.02.12 外断熱、金物について

こんにちは ニイヤマハウスです。

今回は、壁の外側の断熱材、
柱の組み立て等に使用する金物、
についてお届けします。

まずは、外壁の断熱材についてです、
サンクチュアリ-の壁の断熱は、
「外断熱 + 内断熱」のダブル断熱となります。
写真は、その内の外断熱部分です。
材料名は、
「A種フェノールフォーム保温板 1種2号(Fランク)」
に該当するもので、厚みは20㎜です。
(2月末からは仕様変更となります。
 →A種硬質ウレタンフォーム保温板
  2種2号 厚み25㎜)
この内側に後で現場で65㎜のウレタンフォームを
吹付けて、壁の断熱は完成します。
ハイスペックですね(笑)。

このように、壁の外側に、
断熱を施工するメリットは3つあります。
1,気密性能の確保がより確実になる。

2,熱橋(ググってみてください(笑))
 による不具合を解消できる。

3,壁の断熱材の総厚さを大きくできる。

ではデメリットとその対策は?
1,外壁の垂れ下がりのリスクが高まる。
→然るべき施工法が確立されています。

2,コスト大。
→メリットを考慮すると充分な
 コストパフォーマンスであると判断しています。

といったところでしょうか。
設計者として、この工法を採用する最大の目的は、
「外気に直接、接することになる木材を、
 極限までゼロに近づける」ことで、
高いレベルの、高断熱高気密性能を確保し、
より快適な温熱環境を実現することです。

次に、柱の組立て等に使用する金物についてです。
1枚写真がありあますが、
こちらを「ホールダウン金物」といいます
地震や台風等で横に揺らされた時、
横方向の木材から、
柱が引っこ抜かれてしまうのを防ぐ為の金物です。
阪神淡路大震災の時、
この現象による倒壊が多かった為、
大規模な法改正とともに、
使用しなければならなくなった金物です。
然るべき構造計算を行い、地震等の際、大きな
引き抜き力の掛かる柱をピックアップして
計算結果に応じた、
ホールダウン金物を設置する必要があります。

次回は、現場発行ウレタンの施工へ向けての
準備についてご紹介します。