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2018.02.28 外壁施工(通気胴縁)

こんにちは!! ニイヤマハウスです。

住宅の外壁をはがすと,
どういう作りになっているのでしょうか?
そこをお届けします。

写真①をご覧ください。
これを通気胴縁といいます。
その下に全面に白いシートが施工されていますが、
こちらを透湿・防水・防風シートといいます。
ここの造り、ほんとーーーーにしっかり
作っておかないと住宅が腐ります。
まだノウハウと知識がしっかりしていない
大工さんも少なからず存在します。
取得をお考えの方はしっかりとポイントだけは
押さえて置くことをお勧めします。

まずは、通気工法という言葉を説明します。
通気工法とは、外壁と、
構造躯体(正確に言うと断熱材の施工されている
外部に面する壁)の間にスキマを
設けることにより、
様々な要因で外壁の裏側に侵入・発生する
水分を、確実に排出するための工法です。
「簡単でしょ、そんなの。誰でも知ってるよ」
という住宅会社からは
絶対に住宅を取得しない方がよいと思います。
この工法、確かに難しくはありません。
ただ油断せずに真剣に丁寧に真面目に
施工を進めないと、
小さなミスをたくさんしてしまう可能性
(その積み重ねが重大なミスへと発展します)
が非常に高いです。
現場監督による社内検査必須の部分です。

以上を理解していただいた上で、
透湿・防水・防風シートの説明をします。
読んで字のごとく、湿気を通します。
水を防ぎます。風を防ぎます。
湿気を通すと水を防ぐは矛盾しているように
感じるかもしれませんが、
内側からの湿気は透し(外部に排出)
外部からの水ははじき返すということで、
魔法的な機能を持ち合わせています。
このシートの張り方にすらたくさんのルールと、
たくさんの注意点があります。

次に、通気胴縁です。
これは、外壁を止めつけるための
下地+通気(換気)するスキマを
確保する為の部材です。
外壁を止めつける為という目的に加え、
正しい換気が行われるように
スキマを確保するという目的双方を
達成できるように施工を行う必要があり、
ものすごくたくさんの注意点があります。

これらをいい加減に施工するとどうなるか…。
これを説明しだすと、3時間くらいかかるので
ここでやめておきます(笑)
3月の構造見学会で、
実物を目の前にしながら、
ご説明します!ぜひご参加ください。

次回は、内側の断熱材について
お届けします。