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2018.04.18 サンクチュアリーの「性能と機能」 ~ 第3回目 結露 その1~

サンクチュアリーの「性能と機能」
~ 第3回目 結露 その1~
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こんにちは ニイヤマハウスです。

先回、「換気」についてお届けしておりました。
今回は第3回目最終回。
「結露」についてお届けします!
今回だけでは
説明が完了しそうもありませんので(笑)、
2回に分けることにします。

結露とは、非常に身近な現象で、
これについての基本知識を身に付けておくと
あらゆる場面で役に立ちますので
最後までお読みください。

さて、結露と言いますと
非常に「悪い」イメージがあるかと思います。
基本的に「良い現象」ではないのですが、
おそらく「カビ」の発生の大きな原因となるため
そういったイメージが一般的なのだと思います。
それでは、その結露の科学的要因を
これから説明していきます。
毎度ながら長くなりますので覚悟を決めて
読んでください(笑)

科学的に言いますと、
結露は相対湿度100%以上の状態で発生します。
相対湿度とは、その空気中に含まれている水分の、
その空気が保持することのできる水分の
最大量に対する割合です。
そして、その水分の最大量は、
空気の温度が高くなるにつれて大きくなります。
結露の発生が暑い寒いに左右されるのはこの原理が
根本にあるからです。
一般的に身近で使用されている湿度とは、
このことを言います。

では、結露を防ぐためにはどうすればよいでしょう?
単純に2つあります。
1.空気中に含まれる水分量を減らす
2.空気中に保持することのできる水分の
最大量を上げるため空気の温度を高くする

基本的にこの2つしかありません。
私たち住宅のプロは、この2つを実現させるために
住宅に様々な仕掛けを施していかなければ
なりませんが、そこについては次回お届けします。

少し話を変えます。
湿度の与える健康への影響についてです。
人間の体にもっとも優しい湿度とは何%でしょう?
一般的に、冬は40%、夏は65%程度と言われています。
なぜでしょう?
 冬、室内の湿度は低めとなります。
外部の低い温度の空気が、
室内で暖房により温められるのですから当然です。
(前述項目2)
結露を防ぐための二つの要素のうちの1つですね。
例えば湿度が20%まで下がったとすると、
まずはノドがカラカラになりますよね。
そして、お肌がカピカピに乾燥します。
最も悪い現象が、
ウィルス類が最高潮に元気に活動を開始します。
このような現象を防ぐためには、
40%以上の湿度を保つことが必要となります。
 対して、夏。内外とも湿度は高めとなります。
80~90%というのも決して珍しくはありません。
このような環境では、
「カビ菌」が最高潮に元気に活動を開始します。
カビが発生すると、それを食べるダニが発生し、
そのダニのフンが目に見えないハウスダストとして
家中にまき散らされます。
ノミがじめじめした布団等に生息し人をかみます。フンもまき散らします。
それらのフンが空気中に飛散してそれを
住人が吸い込みます。
そしてアレルギーを発症します。
このような現象を防ぐためには、
65%以下の湿度を保つことが必要となります。
(現実的には70%を切ることはなかなか
難しいかもしれません)

以上より、湿度を管理することがいかに
重要なことなのかご理解いただけると思います。
対策は、3つあります。
1.家の性能を高いレベルで確保する
  それに即した機器(機能)を設置する
2.家の性能を100年前のレベルに戻す
3.家の性能はそれなりで、
  超高性能な調湿機器を家全体に設置する

どれがよいかご選択ください(笑)
当然ながら当社は1です。次回、家としての
結露への対策の数々についてお届けします。

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(株)ニイヤマハウス 
  専務取締役
  一級建築士  新井山 康之
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