N.HOUSEの家

耐震性能

近年、大規模な自然災害のたびに「想定外」という言葉をニュースで耳にする機会が増えています。

命に関わる問題です。「想定外」では済まされません。命より大切なものはありません。
十分すぎる対策を講じるべきです。

我が国の構造規定において最高レベルの「十分すぎる性能」が、安心と安全をご提供します。

N.HOUSEの耐震構造

耐震等級3
精密な構造計算
地盤
基礎
木構造

①耐震等級3

標準仕様の住宅性能表示上の評価

耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)の等級3とは?

②精密な構造計算

構造設計のイメージ・・・主に以下の6つに対する検討・計算を行います。

当社では、精密な構造計算による構造設計を標準としています。
木造2階建住宅としては一般的でない、より精度が高く信頼性の高い手法で構造設計を実施します。
検討・計算項目 2階建以下の木造住宅の
一般的な構造設計
当社の実施する構造設計
壁量計算 仕様規定※による すべての項目について
許容応力度法ルート1による
詳細かつ精密な計算を実施
壁量のバランス検討 仕様規定※による
柱の上下接合部の引抜計算 簡易計算(仕様規定※による場合もある)
木材や基礎の必要断面の検討 仕様規定※による
基礎全体の計算 行わない
水平構面耐力の検討・計算 行わない
積雪を考慮した検討 行わない
※仕様規定:国の規定する小規模建築物でかつ、国が定めた簡略化された一定の規定に則った構造設計を行うことで問題ないとされる規定です。今まで、大規模な災害があるたびに、大なり小なりの見直しがされてきた規定です。「想定外」が起こる由縁であると考えています。

③地盤

地盤と基礎と上部構造は、一体的に構造設計する必要があります。
基礎や上部構造を強く設計しても、それを支える地盤の設計が不十分であれば、建物は倒壊してしまいます。

地盤設計には、豊富な知識だけでなく、豊富な経験も求められます。
当社では、地盤調査から地盤設計、さらには地盤保証に至るまで、

ジャパンホームシールド株式会社 地盤サポートシステム

を採用し、万全を期しています。調査、解析、設計まで高いレベルの専門の技術者によって実施されており、信頼性の高いシステムです。

④基礎

耐圧盤式グリッドポスト基礎工法/J建築システム株式会社

十分な強さが確保できるのはもちろん多数の優れた面を持つ工法です。

4つの特徴
  1. STORONG(耐震性大)
    建設荷重を分散させることにより地盤状況に応じた設計が可能で、かつフレキシブルに基礎剛性を確保できる。
  2. SPEED(工期短縮)
    現場工事量を大幅に削減できるので工期を短縮できる。
  3. CLEAN(床下環境改善)
    仕切られない床下空間が実現できる為、床下の空気循環性が向上し、また設備配管の施工性やメンテナンス性が向上する。当社の全館空調システムと相性が抜群。
  4. COSTDOWN(コストダウン)
    工期短縮や、施工性の向上によるコストダウンを図ることができる。
  • (一財)日本建築センター構造評定(BCJ評定-LC0125-01)
  • 旧第38条大臣認定 建設省北住指発第40号

⑤木構造

木造軸組工法+金物工法+面材耐力壁による上部構造

木造軸組工法

木造軸組工法とは、日本の伝統工法で、「在来工法」とも呼ばれています。基礎に土台を乗せて柱を立て、梁などの水平な材を渡して骨組みを組み立てます。壁には筋かいという斜めの材を入れて補強するなど、木材の組み合わせで建物を支える構造手法です。

軸組工法である理由
  • あらゆる側面で自由度が高い。
  • 日本独自の文化・工法として継承していかなければならないという使命感。
  • 伝統工法を取扱える技術を持つ大工を自社で抱えている。
  • 大きなデメリットが見当たらない。

金物工法

TEC-ONE/株式会社タツミ、木材納入・加工会社/ポラテック東北株式会社

従来の木造軸組工法は、木材を既定のかたちに切欠き加工し、もう一方の木材をそこにはめ込むことで組み込んでいきます。

組み込み当初は、きつめに形どってはめ込んだ木材も、乾燥収縮や外力によるつぶれ等で、徐々に「ゆるみ」が発生してきます。ゆるみがあると地震等による建物の揺れ幅は大きくなっていきます。木材をはめ込むくり抜いた部分により大きな力がかかり、もともとくり抜いて弱くなっている部分が、折れたり裂けたりして倒壊に至る可能性が増大していきます。(きつくはめこまれた状態であれば問題ありません)

それを考慮して規定の金物やボルト、釘やビス等で補強するのですが、繰り返し揺らされることによりボルトが緩んだり、ビスや釘が破断してしまう等による、強度的な経年劣化を覚悟しなければなりませんでした。

これら従来の木造軸組工法の問題点を解決するのが金物工法です。

従来の木造軸組工法との違い それによるメリット
  • 全ての構造木材=集成材を使用
  • 必ず指定のプレカット工場で加工
  • 必ず詳細な構造計算を行わなければならない
  • 木材同士の接合部=専用の金物を使用
  • 乾燥収縮・ねじれ等の変形量が小さい
  • 施工精度が非常に高い
  • 断面欠損(木材の切欠き)が最小限で済む
  • 長期間「ゆるみ」が発生する可能性が小さい
  • 応力計算がなされた上でそれに応じた金物を配置する
  • 金物に劣化対策がなされている
  • 組立スピードが速く、省力化される
軸組工法+金物工法概念図
使用木材一覧
[A] 105mm×105mm 樹種:欧州赤松
E95-F270集成材
※K3相当処理防腐防蟻剤
[B] 105mm×105mm 樹種:欧州赤松
E105-F300集成材
[C] 105mm×105mm 樹種:欧州赤松
E95-F315集成材
[D] 105mm×※1 樹種:欧州赤松
E95-F270集成材
[E] 105mm×※1 樹種:欧州赤松
E105-F300集成材
[F] 105mm×※1 樹種:欧州赤松
E105-F300集成材
[G] 30(45)mm×105mm 樹種:杉1等KD材
[H] 45mm×※1 樹種:ベイマツ無等級材

※1.構造計算結果により決定
※2.構造計算結果により変更の可能性有

TEC-ONE金物使用例
接合金物の抜群の耐食性
耐食性に優れた、表面処理加工

塩水噴霧試験2,000時間でも赤錆が発生しない高耐食性めっき防錆処理(ストロンジンクJコート処理)仕様。
高耐久住宅にも対応しています。

強度試験
耐久試験が証明する、確かな性能

性能評価機関に準じた試験内容「在来軸組工法住宅の許容応力度設計」で各接合部の耐力を検証。
その頑強さは公的な試験機関からも公正な評価を頂きました。

 

木材の断面欠損を最小限に抑える
木材の欠損を減らし、強度を高める

在来軸組工法では、柱と梁の仕口加工として、柱に2方向以上の彫り込み(断面欠損)が行われていました。その結果、仕口の強度が弱まり、木造建築の揺れへの脆さが露呈したのです。
テックワンを使用した場合、取り付け用ボルト穴(12mm)の加工だけで済むため、断面欠損を最小限に抑えることが可能です。

耐力壁面材

耐力壁=地震や風等の外力による変形を防ぐために設置される重要な壁です。

「強さ」を設計するうえで、基本中の基本の資材であり部材となります。
当社では「面材による耐力壁」を設計に取り入れているのですが、使用する耐力壁面材は強さ以外にも必要な要素も吟味したうえで採用に至っています。

面材による耐力壁を採用する理由
  • 双方からの水平力に対して同じ抵抗力がありバランスがよい
  • 外壁面の断熱欠損を最小限にできる
  • 気密性能をより強化できる
  • 施工が単純なので、コストと工期の削減につながる
耐力壁/ダイライトMS 大建工業(株)